カーボロネロ

夜冷え込む時もありますが、3月の半ば頃からウグイスも朝鳴き出して、晴天時の昼間気温も20度近くになり、春の息吹が確実に広がっています。

ハウスの一部区間に、日本ではまだあまりなじみのないカーボロネロがあります。

カーボロネロは別名・黒キャベツという名前で呼ばれていますが、正確に言うならば黒ケールと呼んだ方が良いかもしれません。

残念ながら日本では、ケール=青汁となり、某青汁メーカーのCM(「う〜ん、まずい、もう一杯!」)などの影響で「まずい」イメージが定着してしまっています。アメリカ西海岸在住経験者に聞いたところ、(アメリカ西海岸では)一般的な食べ物として広く普及していて、クセになる作物と教えてくれました。

実際、食べてみると、生だと苦味が強く出るので苦手な人が多いかもしれませんが、焼いて食べてみると苦味だけではない独特の旨味が出てきます。トマトソース、オリーブオイルの料理との相性が良さそうです。ネットでカーボロネロのレシピを検索してもまだ多くは出てこないので、多くは流通していないようです。少しでも知られる努力が必要な野菜のひとつだと感じます。