190307春の準備と竹炭づくり

3月になって、雨が増えてきました。 この時期の雨は、「木の芽起こし」と言われ、植物や華を咲かせるための大事な雨だと言われています。ただ、この季節の例年と比べて雨量が多く日照時間が短いので、水やりが少し難しいです。

種をひたすらまいて苗を作ったり、畝を作たりして植え付けの準備をしています。 それらの作業の合間に、山の畑で冬の間に間伐して乾燥させていた竹を使って、竹炭をつくっています。

竹炭には、以下の効果があると言われます。

  • 肥料分の吸着効果
  • 微生物が定着する
  • 腐敗菌をよせつけない
  • 浄化力が抜群
  • 保水性・通気性を高める

土壌改良材として、本当に優れていると思います。

うきは市浮羽町の山奥では数十年前までは、山の複数箇所に竹炭窯があって、冬になると煙を立てながら竹炭が作られていたようです。今ではそのような竹炭を作られる方はおられなくなり、竹炭窯で竹炭が作られる光景を見る機会はなくなってしまいました(もしかすると、人目につかないところで作られている方はおられるのかもしれません)。

さすがに竹炭窯をゼロから作ってまでの本格的なやり方は時間的に難しいのと、そこまで形が整った竹炭は必要なかったので、簡易的な方法で消し炭を作っています。

土壌改良用の使用なので、今の所、問題ありません。 ただ、実際にできた竹炭を見ていると、いずれ雨水の浄化にも使えるような竹炭を作りたくなってきました。